血糖値とインスリンについて

血糖値について、知っている人は多いと思いますが、今一度、おさらいしましょう。

血糖値ってなに?

ご飯や甘いものなどに含まれている糖分を摂取すると、先に述べた様に、血管に血糖が流れ全身に運ばれます。

この血液中の糖の濃度のことを血糖値と言います。

つまり、血管に血糖が流れるということは、血液の中の糖の濃度が上がり、血糖値が上がったことになります。

血糖値を下げる役目のインスリン

糖分を摂取し、上がった血糖値を下げる役目を果たすホルモンがインスリンです。

インスリンは、すい臓から分泌されるホルモンで、上がった分の血糖値を正常値まで下げてくれます。

血糖値を下げた分だけ蓄える

血糖値はインスリンが下げてくれるのですが、私たちの体は血糖値が上がった分から下がった分を体に蓄えます。

体を動かしたり、体調を整えるために糖分をエネルギーとして体は使いますが、余った分は脂肪として蓄えるのです。

つまり、血糖値を上げすぎないことが、無駄な脂肪を蓄えないようにする為に非常に重要と言えます。

GI値について

糖分が上がる速さを示したのが、GI値です。

白米は88、パンは93、チョコが91など、食品によってさまざまです。

つまり、上記のような糖分が多い食品を一気に食べると、急に血糖値が上昇しインスリンが分泌され、下げ幅が大きいため、沢山のエネルギーが体に蓄えられてしまうのです。

お腹がすくとは、血糖値が下がった時に起こる生理現象です。

さらに、急に上がった血糖値をインスリンは急いで下げようとして、正常値以下にまで下げてしまい、食べたのにまたお腹が空き食べても食べても満たされない状態なってしまいます。

早食いや運動不足、たばこ、ストレスなどから正しくインスリンの分泌が行えなくなると、血糖値が高い状態が続く糖尿病になってしまします。

血糖値を上げすぎない為には

血糖値を上げすぎない為に行うことは難しいことはありません。

20分を目安にゆっくり食べ、チョコやケーキなどの甘いものは控える。

また、洋食は早食い出来るものが多く、さらに脂質や塩分が高いものが多いので避けるべきです。

またコーラなどの清涼飲料には大量の砂糖が使われているので水がお茶、ブラックのコーヒーを飲みましょう。

白米はGI値が高いのですが、それ以上に、腹持ちや血糖値を上げにくい和食との相性がいいので、積極的に食べるべきです。

炭水化物は糖分が多いのですが、極端にとらないと、食事のバランスが崩れるのでやめましょう。

生活の中に、血糖値を上げやすい食べ物を習慣的に食べてしまうようになっているのが一番良くありません。

いきなり改善は難しいので、少しずつ食べ物を変えて食生活を改善させましょう。

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