WiggleブランドのPrimeチューブラー カーボンホイール リムモデル(38mm)購入インプレ

長らく完成車に付属していたホイールを使っていました。

4〜5年ほど使用したので、そろそろホイールが欲しいと思い、色々と調べた結果、WiggleブランドのPrimeチューブラーカーボンホイールを購入しました。

実装も行い、インプレをします。

タイヤはチューブラーです。

カーボンホイールの購入と、チューブラーホイールの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

いきなりですけど、初めにお伝えしたいことが・・・。

なんとカーボンホイールを装備して30分後にディレーラーハンガーが折れて、ディレーラーがスポークに絡む事故が発生!

その為、スポークが若干曲がってしまい、その後は振れ取りをショップにお願いして走っている状況です。

素人だからなのか、走りに違和感はない状態です。

このことは別記事にまとめます。

カーボンホイール購入の理由

カーボンホイールの購入理由は色々あります。

主な理由は、

・軽量なホイールにしてヒルクライムのタイムを縮めたい

・見た目をカッコ良くしたい

・完成車ホイールに飽きてきた

といった感じ。

軽量化と見た目って理由ですね(笑)

もともと私のバイクは、エアロバイクでサイコン、ボトルゲージ込みだと「8,440g」あるバイクでした。

付属のホイールはアルミクリンチャー。

これを、カーボンチューブラーに交換して「7,959g」まで軽量化。

装備前:8,440g

装備後:7,959g

重量差:-481g

「481g」の減量を行えたわけですね。

見た目は、足元が引き締まると言いますか、オールブラックのホイールはバイク全体の雰囲気を落ち着かせてカッコよくなりましたね。

正直これだけで勝っても良かったと思えるレベルの満足さです(笑)

見た目が好きだと走るモチベーションになりますからね(単純)

チューブラータイヤについて

軽量化の一役を担っているのはカーボンもさることながら、チューブラータイヤにもあります。

一般的なクリンチャーはチューブも込みで、300g前後です。

私の購入したTUFOのチューブラーは260g。

タイヤ1本あたり40gの軽量化はバカにできないかなと思います。

2本で80gの軽量化ですからね。

ちなみに、これはTUFOに限ったことではないですが、さらに軽量モデルのチューブラータイヤなら「Eliet Jet 160G」とゆう商品で名の通り160gしかないタイヤがあります。

これなら一般的なクリンチャータイヤより前後合わせて280gもの軽量化となります。

パンク修理がほぼ不可能、パンク時の対処が難しいなどのデメリットがありますが、軽量化を目的とするならチューブラーは検討の余地ありです。

Primeチューブラーカーボンホイール購入の理由

どのカーボンホイールを選ぶかは、かなり悩みました。

四六時中考えて、ノイローゼになるレベルでした(笑)

っても実際に買ったのはセールで購入した6.2万のPrimeチューブラーカーボンホイールですので、「おいおい、その程度の金額でノイローゼになってんじゃねー!」と言われそうですが・・・。

しかし、家族もいる身分でなかなか趣味にお金は掛けにくいものです。

冷静に自転車のホイールに6万、しかもチューブラータイヤを含めると7万近くになってしまいました。

ロードバイク にハマる前は、ホイールに7万とか狂気を覚える感覚ですね。

ところがどっこい、ハマっていくうちに7万はベラボーに安い、むしろリーズナブルすぎて不安になるくらいです(激変)

フツーにホイールは30万とかしますからね。

それだけでママチャリ30台買えるじゃん、と思いますよ、フツー。

つまり、私のバイクはママチャリ7台を前後に装備して走っているわけですね。

バイク本体を含めて、ママチャリ100台くらい抱えて走っている人も、ゴロゴロいる。

冷静にトチ狂った趣味ですが、まぁ楽しいので仕方がないです(笑)

私はバイク本体で、ママチャリ20台なので全然狂気ではないのです・・・。

というわけで、金銭的にな理由でなるべくリーズナブルなホイールであるPrimeを選んだけです。

実際にもっと安くて同じような性能のホイールはあります。

そういったホイールは、ノーブランドだったりで品質に心配があるものでした。

少なくとも大手販売メーカーWiggleのPrimeであれば品質も担保されているかなというのが選んだ最大の理由。

もちろん、実際の品質はわかりません。

粗悪かもしれません。

しかし高品質かもしれません。

こればかりは買わないとわからないので、購入に踏み切ることにしました。

もともとは10万のホイールでしたがセールで6.2万になっていたので、お得感があったのも後押しされています。

他の購入者様のブロウや動画もかなり見ました。

他に候補に上がったのは、カンパニューロのBORA ONEです。

実はカンパニューロのブランド力にはかなり惹かれていました!

憧れのカンパ・・・。

お値段は、15万前後・・・。

Primeとの差額は8万。

これはデカイなと、8万は結構な差額に感じました。

定価の10万からPrimeの値下げがなければBORAを購入していたかもしれません。

ちなみにBORAは、価格が結構前後するので、タイミングが良ければもっと安く買うこともできます。

ディスクとのメリットデメリット

ブレーキは、バイクがリムなので、リムブレーキとなります。

ディスクブレーキが主流になりつつありますので、悩むところはありました。

しかし、以下のディスクと比べた、メリットデメリットブレーキングの際にブレーキ面が削れていくを加味して購入に至りました。

◾️リムホイールのメリット

・ディスクより、リムの方が軽量(現時点では)

・リムの方が若干安価

・ホイール脱着が簡単

・ブレーキの調整が簡単

・ディスクが油圧式だとした場合、ワイヤーの方が調整交換が簡単

◾️リムホイールのデメリット

・ブレーキングの際にブレーキ面が削れていく

・ブレーキングが弱い

・ディスクが油圧式だとした場合、ブレーキの引きが重い

・長い下り、夏場にリム面がブレーキの摩擦で高温となりリムが破損する

デメリットの「ブレーキングの際にブレーキ面が削れていく」が一番気になっていた点です。

摩擦によるリムの破壊も怖いのですが、こちらは悪条件が複数重ならないと起こらないのでは?

と思っています。

リムが頻繁に破損しているのであれば、販売停止がされるのではないかなと感じているのとグランツールでは、ホビーユーザーとは比べ物にならない過酷な条件で使われています。

リムが頻繁に破損されるのであればグランツールでもそういった事故がありそうなものですが、大きく取りざたされるのを見たことがありません。

もしかしたら業界が闇に葬っている可能性もありますが(;^^

なおかつ、Primeのホイールの品質に問題がないとの証拠もないですどね。

リムの熱破損

リムブレーキのカーボンホイールを購入する場合は、リム破損についてよく気をつけておく必要があります。

知らずに下り坂で、尚且つ高速コーナーで、リムが破損すると、大事故に繋がりかねません。

怪我をしてからでは遅いので、カーボンリムブレーキの取り扱いには気をつけましょう。

なぜ、リム破壊の危険は、他のサイトやブログで詳しく紹介されていますので、詳しくは避けますが、掻い摘んで説明すると、

・カーボンは軽いが熱の放熱をし難い

・アルミよりブレーキが効きにくいので長時間のブレーキングにより、摩擦で熱が溜まりやすい

・破裂するように破損する

となります。

また、カーボンが発熱して、タイヤが先にバーストすることもあるようです。

どちらにしても落車の危険が伴います。

リムの破損を防ぐブレーキングは、ブレーキシューを引きずるようにはつかわな、短い時間でブレーキすることです。

こうすると、放熱の時間が増えて破損のリスクが減ります。

また下り坂の途中でホイールを休ませて、放熱する方法もあるみたいですが、個人的にこれは走りのリズムが崩れるので、したくないかな〜(;^^

私の場合は、熱破損対策として、夏場はフロントのみアルミホイールに交換して対応したいと考えています。

リアブレーキも使いますが、フロントのアルミホイール側でブレーキさせてホイールの消耗を軽減したいなと。

夏場でも朝方、夕方は、履いても問題ないかなと感じています。

確証はないですけど、放熱が弱くなるのは、日射もさることながら路面の温度が高いこともあるのではないでしょうか。

私自身、真夏の日中に走ることはあまりしません。

暑いながでダラダラ汗をかいて走るのは好きなんですが、暑いと日焼けがキツイですし、非常に疲れて注意力が散漫になり危ないからです。

40度近い外気の際に、交差点でクラクラとすることがしばしばありましたね・・・。

こんな状況でカーボンホイールに気を使いかながら走るのはストレスなので、あまりしたくないです。

長時間のインプレではないですけど、カーボンホイールはやっぱり気を使います。

そこまでアルミホイールに頼らなくても運用できそうな気はしています。

ブレーキの効きが弱い問題

カーボンホイールはブレーキの効きが弱いと言われています。

これは体感的には本当だなと感じました。

リム破損でおっかなびっくりブレーキしているのもあるかもしれません。

ただやはり、アルミのようなグッと効く感じがないですね。

リム表面をブレーキシューが滑っているのがわかります。

じゃあ止まらないかと言うと、激坂の下りでなければ問題なく止まります。

激坂も事前にスピードを落とせば良いので、これに関してはそこまで気にしなくて良いでしょう。

しかし、ブレーキシューの性能も大きく影響するので、あまり安価なものは使わない方が良さそうです。

私は、「BBB カーブストップ ハイパフォーマンス BBS-29」を使用しています。

前後セットで3,000円くらいで、そこまで高価ではないのと、大手ブレーキメーカのBBBなら安心かなと言ったところです。

雨天時でけど、こちらはブレーキの効き具合はわかりません。

まず雨の日に乗らないです・・・。

雨天は、ブレーキ以外にも視界不良、体温低下など危険伴うのが理由ですね。

もし雨天時に乗るならディスクが良いのではないでしょうか。

それとバイクが止まるかは、タイヤのグリップももちろん影響します。

直線ブレーキだけでなく、コーナー時ブレーキは、タイヤの変形も関わってくるので深いですね。

大手メーカーのタイヤで劣化が著しくなければ、問題ないでしょう。

平坦でのカーボンホイールの走行性能

走行性能については、速くなったと感じるのは間違いなくあります。

直線性能はリムの高さも影響があると思われます。

38mmのリムハイトでも30km/hの維持が楽なったことは感じます。

漕ぎ出しについては、明らかに軽いです。

それもそのはず、タイヤが500g軽くなり、それだけ少ないエネルギーで加速が行えるからです。

しかし、タイムが縮んだかと言うと・・・、これはかなり怪しいです(;^^

まず貧脚すぎて、40km/hほどの速度で走り続けることが出来ず、本来の性能を引き出せているかわからない。

また、スタートから巡航速度まで速くなったとしても、タイムを測定する様な長い直線の時は、1回しかスタートはないですので加速は、直線だけで言えばあまり必要ないかなと・・・。

平坦は、風の影響も大きく、素人が正しい、評価を下すのも難しく。

両手を上げて高性能とは、残念ながら言い切れませんでした。

走りの気持ち良さと言いますか、乗り心地は、ベラボーによくなりました。

ただし、これはチューブラータイヤの影響が大きい様に感じます。

この乗り心地については、別記事で紹介したいと思います。

アルミクリンチャーには、もう戻れない、それくらいの感動です。

風の影響による横触れは、38mmハイトのリムであればほぼ感じませんでした。

強風が吹けばわかりませんが、強風の場合は、空に当たる風も相当なものなので、タイムに著しい影響は少ないのでは?と思っています。

プロ並みの脚力を持ち、トップアマの実力があれば、評価は一変するかもしれません。

私は、富士ヒルでブロンズに8分ほど届かない、貧脚。

このくらいの実力だとカーボンホイールにしても劇的に速くはならないのかもしれません。

スピードをお求めて読んでいらっしゃた方には申し訳ない思いもあります。

坂道でのカーボンホイールの走行性能

次に、坂道での走行性能です。

ヒルクライムメインで考えて購入したので、こちらの走行性能アップが目的でした。

漕ぎ出しについては平坦と同じで軽さを感じます。

しかし、平坦ほどアルミホイールの差を感じにくいです。

そして激坂になると、ほぼわからない(笑)

漕いでて悲しくなりました。

でも、こうも思いました「ヒルクライムは、バイクもさることなが、己の脚力がものを言うのだ」と。

そう、トレーニングをする決意が生まれたのです。

わかったこと、機材を言い訳にしてはいけない。

こちらもカーボンホイールでタイム短縮を期待されていた方には申し訳ない、インプレです。

冷静になぜ、そこまで変わらないか考えてみました。

色々調べてみると4%ほどの坂道で1kg軽くなると、1kmで3〜4秒ほど速くなることがわかりました。

この検証結果は、体重もあるので目安として捉えることを前提としていますが、500gの軽量化をしたので、1.5秒ほど1kmで速くなったことになります。

私がいつも走っている坂は6km。

つまり脚力が同じなら9秒しか速くなっていないのです。

これは誤差ではないか?

ちょっと調子良ければ変動する数字ではないか?

体感できないわけです(笑)

物理的な知識や、機械的に知識がない、素人の考えてとしてお聞きしていただきたいのですが、激坂になればなるほど、スピードは出にくくなります。

つまりタイヤの回転スピードが遅くなります。

この時のホイールとタイヤの状況を考えてみます。

なるべく速く登るためには、速くタイヤを回す必要があります。

足から伝わったエネルギーは、クランクを通してホイールに伝達され、ホイールが回転します。

なるべくしなるロスをなくすことで、エネルギーが無駄なく伝達されます。

一般的にカーボンの方が高剛性、剛性が高い=しなりにくいとされています。

アルミより、しなりにくくなっているのですから速くなっているはずです。

しかし、これはしなりが生まれるほどの脚力があれば・・・、だからなのではないかと思います。

坂道でアルミとカーボンでしなりの違いは、全くわからず・・・。

次にタイヤです。

タイヤも変形が少ないほど、エネルギーロスが少ないと考えられます。

この場合、空気量が多ければ多いほど、タイヤの変形が少なくなります。

この点で言うとチューブラータイヤに軍配が上がりますので、クリンチャーより高気圧にできるはずです。

しかし、よく調べてみると、カーボンホイール自体に空気圧の限界があるとわかりました。

大体、8BAR前後様です。

これはご自身のカーボンホイールをよく調べてください。

クリンチャーも8BARは、入れても構いません。

なので、空気圧での優位性も出しずらいです・・・。

実際は、カーボン面に対する圧力の安全性なので、細いタイヤであれば、高圧でも大丈夫かもしれません。

より細いタイヤが市販されているチューブラーなら、21Cのタイヤで高圧にしてタイム短縮は行えるかも。

21Cのタイヤは、現在の26Cのタイヤを使い込んでからインプレしたいと思います。

なお、坂道で言えば、空気圧は高圧で、タイヤは細い方が、速いのではと感じています。

タイヤがどんどん太くなっていますが、これは平坦か下りでなおかつ路面の荒れやギャップが多い場合であり、高速でタイヤを回転させる。

さらにロードレースの様に長時間走行して、乗りやすさが、足の消耗に影響があることが条件ではないかなと。

ヒルクライムレースの様に1時間前後の一発勝負であり、多少の乗り心地は目をつむり、その日限りの足の消耗で良い。

こういった場合は、細いタイヤを高圧にして、ガチガチの高剛性のバイクとホイールで勝負した方が速いのではないでしょうか。

異論は認めます(笑)

あくまで個人の考えです。

色々と考察するうちに、カーボンホイールに夢を見るのではなく、地道なトレーニングこそタイム短縮の鍵であることが気が付きました。

まぁ、気がつくのが遅いかもですが(笑)

結局、買うべき?買わないべき?

買うべきか買わないべきか。

これは断然、買うべきですね。

まず見た目がカッコよくなるので、先にも述べましたが、これだけで購入の目的は達しました。

乗っている時の満足感が違います。

自分の好きなバイクに乗っている。

この気持ちは、趣味をロードバイク とするのであれば良いことではないでしょうか。

サイクリングに出かけるとき、トレーニングに出かけるとき、バイクを見て良し良しと思える。

バイクに愛着が生まれる。

これも1つの楽しみ方でしょう。

カーボンホイールの購入について参考になれば幸いです。

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