ロードバイクメンテナンスの基本であるチェーン洗浄。
ピカピカだと気持ちがいいですし、サビや汚れが付着したチェーンは抵抗となり、ペダルが重くなります。
なによりもサビ付き、汚れたチェーンはカッコ悪い・・・。
チェーンは取り外さない、簡易版の洗浄方法と、オイルアップ方法について紹介します。
準備するもの
・ディグレーザ(洗浄剤)
・フィニッシュオイル(潤滑油)
・古タオル
・整備スタンド
・手袋(軍手でもOK)
手順
1.整備スタンドにバイクをセット(後輪が浮けばOKです)
2.インナーにチェーンをセット
3.ディグレーザを古タオルに染みこませる
4.チェーンを回しながらディグレーザが染みついたタオルでチェーンを拭く
5.フィニッシュオイルを古タオルに染みこませる
6.チェーンを回しながらフィニッシュオイルが染みついたタオルでチェーンを拭く
作業頻度
2~3週間に1回程度。
理想は乗った前後に毎回ですが、そんな時間はなかなかないと思いますw
あまり過敏になり過ぎずに、今回は砂やホコリが多い道路を走ったな~と感じたなら、その時に洗浄を行えばいいですし、長い間乗ってなければ、乗る前に洗浄とオイルアップする・・・、と言った感じです。
洗車の際に、一緒に行うとスッキリします。
ディグレーザとフィニッシュオの役割
ディグレーザとフィニッシュは、それぞれ役割がことなります。
■ディグレーザ(洗浄剤)
ホコリや汚れを落とすための洗浄剤
■フィニッシュオイル(潤滑油)
チェーンの回転を滑らかにするための潤滑油
ちなみにはフィニッシュオイルは、晴天時用と雨天時用のものがあります。
粘度が異なり、晴天時用はドライでさらっとして抵抗が少なく、もっとも回転の性能を高めます。
雨天用は水分でオイルが落ちにくい様になっており、晴天時用のオイルより抵抗がある為、回転性能は落ちます。(ガチでコンマ1秒を争う人以外は、気にならない程度と思います)
1.整備スタンドにバイクをセット
後輪が浮けばOKなので、写真の様な、スタンドでなくても構いません。
古タオルを準備。手袋があった方がやり易いです。
写真の手袋はワークマンで100円です。軍手でもOKです。
2.インナーにチェーンをセット
インナーにチェーンをセットします。
アウターより、洗浄・オイルアップ中にチェーンが外れにくいです。
3.ディグレーザを古タオルに染みこませる
ジャバジャバにタオルに染みこませる必要はありません。
チェーンを包んで拭き取れる範囲に薄くあれば十分です。
4.チェーンを回しながらディグレーザが染みついたタオルでチェーンを拭く
右手でタオルをもって、左手でチェーンを左方向に引っ張りながら洗浄します。
タオルはチェーンの上下左右を擦る様に動かしましょう。
気が済むまで、何回転させてもいいのですが、3回転を目安で十分です。
3回転しても汚れている様でしたら、落ちるまで拭き取りを続けます。
こんな感じで汚れが落ちてきます。
5.フィニッシュオイルを古タオルに染みこませる
ディグレーザと同じ手順で古タオルにオイルをしみこませます。
6.チェーンを回しながらフィニッシュオイルが染みついたタオルでチェーンを拭く
こちらもディグレーザと同じ手順でチェーンを拭きます。
ディグレーザで拭いても汚れは再びつくんですが・・・。
フィニッシュオイルをアップした後のチェーン拡大です。
最後に
チェーン洗浄・オイルアップは難しくありません。慣れれば5分程度で洗浄からオイルアップが完了します。
私はフィニッシュラインのディグレーザ、フィニッシュオイルを使用しています。
黒色がディグレーザ、赤色がフィニッシュオイルです。
アマゾンに120mlのディグレーザがないんですね・・・。
なお、ディグレーザ一般家庭に流通しているクレ556でも代用可能です。
洗浄とオイルアップをおろそかにしたチェーンは、汚れが付着して、性能が低下してしまうので、定期的な洗浄を行いましょう。
以上、チェーン洗浄とオイルアップ方法の紹介でした。
スプロケットの洗浄方法は以下のページに紹介しています。