本日は、晴天なり。
てなわけで、友人とサイクリングに出かけてきました。
散り際ですけど、桜を見に行くサイクリングにしようと思い、友人に提案。
私「35kmほど走ると、まだ散ってないところがあるから行こう。山だから開花が遅いみたい。」
友「35km?遠くね?山はきついからいややわ。」
私「え?じゃあ、平坦なコースでハンバーガー食べに行こうか・・・。
友「おk。」
私(コイツ、ロードバイク歴、6,7年は経ってるよな・・・?35kmが無理て・・・。大丈夫かな~。)
と、一抹の不安を覚えつつ走りだしたのでした。
私「いや~、春先のライドたのしね~。」
友「春は花粉があるからいややわ。」
私(おい!俺から誘ってんのに春が嫌ってwこのサイクリングが嫌ってことかw)
友人を誘ったことを後悔しつつ、自分的には天気も良く楽しいので、海岸線を気持ちよく走ります。
実は、まだ桜を見に行くのを私は諦めておらず、そっと平坦を走りながら、花見コースへと向かっていたのでした。
しばらくして細い道を走っていると。
ガシャ~~ン!
私「どおした!?」
友「こけてしまった!いて~!」
道が細く、曲がり角のレールに引っ掛かりこけた様でしたが、幸い速度を落としていたので、大事には至りませんでした。
しかし、一つ間違えば大けがです。
2人であっても複数人で走るときは、集中しながら、安全なルートを取るべきと反省しました。
友「ビンディング、2年ぶりやからな~。」
私(う~ん。今更、フラットシューズをもってきていないので、シューズの履き替えも出来ないし、困ったな。なんとかカンを取り戻してもらうしか・・・)
この後はこけることはありませんでしたが、6,7年のキャリアをもっており、自分より、経験があると思い込んでいましたが、キャリアが長い=経験値が高いわけはないのだと思いました。
もちろん、2年目のペーペーローディーの私が経験豊富なわけではありません。
それでも、ランディングの際に前輪がふらつく、コース(道)の把握、バイクのメンテナンス方法についてなど、私の方が知識があるようでした。
現に、パンク修理を一人で行えないとのことで、これはロングライドを行う上で致命的です。
ロードバイクに乗りたての頃に初めて誰かとサイクリングに出かけたのが、今回の友人でした。
その時に私のバイクがパンクをしました。
人生ロングライド中の初パンクで、頭はパニック寸前でした。
当時は私自身もパンク修理を行えず、初めて使うガス式空気入れでの使い方が分からず、さらにちゃんとチューブが入っていなくて、チューブがガス圧でまたパンク・・・。
そんなことで、友人とともに右往左往したことがあります。
そのパンクで得た知識は、
・ガスボンベ式の空気入れより、初心者はポンプ式の小型空気入れの方が、何度も空気を入れれて安心
・家で何回かはパンク修理を行う
・とにかく焦らない
こんなところでした。
2回目のパンクでもうまくできなかったですが、3回目からは、落ち着いて自分でパンクを直せるようになりました。
友人と話をしていると、とにかく楽しく走れればいいのが第一の目的で、修理やスピードを競うのには興味はないとのことでした。
ロードバイクの楽しみ方は、人それぞれでいいので友人の考えで乗るのはいいと思います。
しかし、バイクに対する知識を得たり、レースに出たり、厳しいトレーニングをしないまでも、速く走ることに興味のある自分とは楽しみ方のベクトルが明らかに違い、一緒にサイクリングをしても、楽しめないのでした。
そういった自分の気持ちが相手に伝わり、友人も楽しめてないようでした。
楽しめないのは、自分自身に問題があると思われます。
相手に合わせることが出来る、そういった度量があれば、相手も自分も楽しいのです。
しかし、その度量は、今の私にはありませんでした。
後半からは20~25km前後で走行する友人の横を35km近くで走り去り、途中で待つの繰り返しで、自分でも止めればいいものをつい走りたくなるのです。
いわるゆインターバルトレーニングの要領で、全力⇒休憩を行い、休憩中に友人に追いついてもらうの繰り返し。
あくまでサイクリングが目的でトレーニングが目的ではないので、これはおかしな走り方なのです。
人と一緒には走るのは難しいんだなと痛感しました。
ロードバイクで走る。
ただ、それだけなのに、走る目的はバラバラで、ある意味同じ目標で走る人の方が少ないのかもしれません。
いろんな楽しみ方が出来るロードバイクだけに、目的もさまざまで当たり前です。
自分から友人を誘っているにも関わらず、しっかりエスコートできず、悪いことをしたなと思い、お詫びのメールをしました。
普段、一緒に走る友人は、私よりずっと速く、むしろこちらの友人には、今回誘った友人が自分なのかもしれません。(速い友人は私に合わせてエスコートしてくれています)
その彼にはなんども千切られ、追いつき千切られることを繰り返していました。
なんとか追いつくぞ、と微量ながらもトレーニングをして、それがロードバイクを走る一つのモチベーションでもあります。
誰かと、ただ走り、楽しむ。
それが出来る、技術・度量・経験を積みたいものです。