ペダリングは基本中の基本と言える動作ですが、これが難しい。
ただやみくもに漕げばいいわけではなく、タイミング、方向がうまくかみ合わないと、力が逃げてしまい速く走ることが出来ません。
とはいえ、2年目ペーペーローディーである私のペダリング技術などないに等しいですが、それでもいくつかの大会や100キロを超えるランを行ってきた経験から言えることを書きたいと思います。
ロードバイクのテクニック~ペダリング編~
兎にも角にも、自転車は漕がなければ前に進みません。
幼少期から自転車に慣れ親しんだ人がほとんどであると思われますが、いわゆるママチャリの漕ぎ方ではロードバイクは速く走れません。
そもそも力を入れる方向などを考えてママチャリを漕いできた人など皆無でしょう。
私もロードバイクに乗るまでは、ただ漕いでいるだけの人でした。
図を見てください。
ペダリングの力の方向をわかりやすく理解するために、0時、3時、6時、9時と時計に見立てて点を入れました。
もっとも効率のよいペダリングは下の図のように各々の時間で赤色の矢印の方向に力を掛けることです。
ロードバイクのペダリング用語で0時を上死点、6時を下死点といいます。
矢印方向に力をピッタリ合わせれば、ペダルに100%の力が伝わり、ロス0でペダリングを行えます。
これが理想ですが、人間は機械じゃないので100%無理ですw
ツールドフランスを走るプロサイクリストの新城幸也選手は驚異のペダリング効率80%と言われています。
また両足とも同じ効率でないと片方に力がかかった状態となり、これもロスをしていると言えるのです。
ちなみに、一般大衆のサイクリストの皆さまは40%ほどと言われています。
私は30%くらいか・・・?(遅いからね・・・)
さらに9時の方向の引き上げるペダリングを行うのは難しく、体重の掛けやすい3時の時にもっとも力を掛けてペダリングを行っているのがほとんどです。
3時の方向のペダリングは踏み足といいます。
さらに9時の方向の引き上げるペダリングは引き足といいます。
引き足で力を加えようとするのではなくペダルが回転するのを邪魔することなく回すイメージで構わないと思います。
片方の足が3時で下死点に向かって力を入れているときは、逆の足は9時で上死点に向かっています。
引き足の時は、逆の足の踏み足の邪魔をしないようなイメージで漕ぐのがいいでしょう。
さらに3時の踏み足に入るときは0時の時にすでに踏むイメージをもってください。
3時に踏むイメージでは遅い場合がほとんどです。
ちなみに0時のときをすり足、6時の時を抜き足といいます。
最後になりましたが、この記事はビンディングシューズにビンディングペダルありきで書いていますw
フラットシューズでもペダリング効率にはこだわったほうがいいに決まってますがビンディングシューズでペダルと足を固定した方が漕ぎやすいです。
ビンディング未挑戦の人は、是非挑戦してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。