ダークナイトは2008年に公開されたクリストファーノーラン監督のバットマンシリーズの映画。
バットマンは数多くの作品がありますが、最高傑作ではないかなと思います。
とにかく、ヒースレンジャー演じる、ジョーカーが魅力的な本作。
主人公であるバットマン(ブルース)の存在が薄まってしまうほどの怪演に見入ってしまいますね。
全体的に暗い話なので、夕方から夜のトレーニング中に見るのをお勧めしますw
清々しい朝方から昼の練習時は、明るい作品をみたいところ。
すでに10年もの前の映画ですが、古さは感じることはありません。
バットモービルやガジェットもカッコ良く男心をくすぐりますw
===ここからはネタバレも含んだ内容ですので注意ください===
時間は2時間30分ほどと長めの映画です。
しかし、ストーリーのテンポがよく、飽きることはありません。
主要キャラの死など、とても物語にのめり込んでしまいます。
ジョーカーの目的や考えなど、一度見ただけではよく理解できないと思います。
(ジョーカーについては他のブロガーさんの記事に有益な情報が沢山あるのでそちらをご覧ください)
よく分からなくても面白いのがダークナイトの凄いところです。
「ジョーカーはヤバイやつだけど、なんだか先を見たい」
と思わせるのです。
この辺が、ジョーカーを演じるヒースレンジャーの演技力と、ノーラン監督のすごいところです。
脚本もノーランが務めていますので、統一感のあるヤバさが魅力の映画になっています。
今作を最高峰の映画に押し上げた理由の一つは、ヒースレンジャーの急死でしょう。
悲しい話ですが、レンジャーは映画公開前に28歳と言う若さで亡くなってしましました。
あれだけの怪演をこなすのは並大抵のことではないので、なんらかの精神的な変化があったのかもしれません・・・。
死因は、処方箋の過剰摂取と言われています。
またジョーカーの役にのめり込み過ぎて、鬱を発していたとも・・・、真相は不明です。
ヒースの死はセンセーショナルなニュースとして、映画の知名度を上げる結果となりました・・・。
ラストに近づくと、ゴッサムシティ市民の正義の代表であるデントが、ジョーカーの罠によって、左顔面に重度の火傷を負います。
さらにレイチェルの死によってデントは、猜疑心から悪に侵され、自分を陥れた人を殺めてしまいます。
光のような正義の心しかなかったデントでさえ、暗黒の悪の心が生まれる・・・。
それが火傷を負った左顔面に現れています。
ラストのシーンで死んだデントの顔が左側(悪)を向いていたのを、バットマン(ブルース)が右側(光)に直します。
デントはゴッサムの光でなければなりません。
全ての罪をバットマンが被り、映画の幕が閉じるのですが、見終わった後はしばらくぼーっとしてしまいました。
あれはなんだ?この意味は?としばらく思考が止まらなくなってしまうのです。
何度見ても面白い映画なので、是非見てください。