4月30日に称名滝へサイクリングへ向かいました。
4月の最終日でしたが、初夏を思わせる陽気で、絶好のサイクリング日和でした。
結果は、称名滝をナメていたとしか言いようの無い、惨敗ぷりでしたw
途中の坂がめちゃくちゃきついです!
称名滝について
称名滝は、日本一の落差を有する滝で、その長さは350mです。
天然記念物に認定されており、日本の滝百選に選ばれています。
春ごろは雪解け水が多いので、右側にハンノキ滝が現れます。
ハンノキ滝は500m程と言われており、称名滝より長いのですが、雪解け水が流れないときは現れないので日本一には認定さていないとのことです。
左が称名滝、右がハンノキ滝です。
駐車場から先が開通されてなくて近くで写真がとれなかったのでこれしかありませんw
ハンノキ滝の方が高いのが分かると思います。
称名滝の近くまで行くと、滝から吹き荒れる風と轟音に圧倒されます。
晴れていても、風圧に乗って水しぶきが飛んでくるので、服がぬれてしまうほどです!
住所など詳細は以下の様になっています。
◆住所
〒930-1406
富山県中新川郡立山町芦峅寺
◆営業時間
通行可能期間(積雪状況による)
<称名道路 桂台~称名平駐車場~(歩行者専用)~飛龍橋>
4月下旬頃~11月下旬頃
<飛龍橋~滝見台園地>
4月下旬頃~11月中旬頃
冬季は閉鎖
◆駐車場
247台(無料)
ウェーブパーク滑川~称名滝サイクリング
以下のコースを走りました。
ウェーブパーク滑川からスタートです。
片道45km、往復90kmのサイクリングとなります。
ほぼ海抜0mから907mまで上るコースです。
途中は完璧にヒルクライムとなります。
サイクリング開始
スタート地点のウェーブパーク滑川です。
天候は最高の日です。
出発の前に休憩ですw
コーヒーにてブレイク。
やる気はありますw
ぼーっとしてると、60歳くらいのおじさんに話しかけられて、しばし雑談。
滑川出身で、東京に住んでいることや、蜃気楼についてお話をさせていただきました。
サイクリングをする際に着用するジャージはぴちぴちで珍しいのか、よくおじさんに話しかけられます。(おじさんしか話しかけれたことなし)
サイクリングはこういった出会いや、見ず知らずの人との会話も醍醐味の一つだと思います。
自分がアホの様な顔で話しかけやすいだけかもしれませんがw
称名滝に向かって出発です。
まずは幹線道路を進みます。
しばらく進むと、田んぼが広がり、走りやすくなってきます。
青空が広がり、気持ちよく進みます。
157号線を国立公園立山へ向かって走ります。
このときはまだ余裕がありましたが、後で地獄を見ることに・・・
最初の、休憩地点である立山あるぺん村です。
こちらはレストラン、お土産販売所、コンビニが併設された道の駅的観光スポットです。
県外からのお越しの方は、雪の大谷や立山観光のツアーに組み込まれた場所だと思います。
ローディにとっては、いいエイドポイントでここで栄養を補給して、飲料と補給食を購入することをおすすめします。
私は、ここで補給をとらなかったばかりに、後で酷い目にあいました・・・。
ここに、緑色のジャージを着た集団がいて、明らかに玄人のオーラが漂っていました。
腰抜けの私は、先行して走って後で抜かれるのが怖いので、緑ジャージ集団が出るまでじーっと待つことにしましたw
5分ほどで出発されたので、私も出発です。
しばらく走ると、深緑が深くなってきました。
峰々が近づいてきます。
あるぺん村を出発してからしばらくは、傾斜が緩やかで走りやすい道路となっていて、何より、晴れた日は山がきれいですので、気持ちよく快適に走ることが出来ます。
清流が美しいです。
川の流れは、無条件で人を癒してくれます。
河と山並みのコラボ。
まだまだ4月は雪が残っています。
でも25度を超える予報で暑かったですw
そして、第2休憩所、ドライブイン剣を超えたあたりから、称名滝が牙をむき始めます。
ここまで、そこまでキツイ斜路ではない為、称名滝までは結構楽にいけるんじゃないかと勘違いをしてしまっていたのです。
さらに、あるぺん村から補給はなしで来ていました。
つまり朝食後、固形物は食べていないのです。
食べないのは単純にダイエットの為。
ここから地獄の始まりですw
しばらくすると、空腹感じ始めますが、まぁ大丈夫だろうと、しばらく放置します。
しかし、明らかに力が入らなくなって来たので、5分ほど立ち止まって、カロリーメイトの半パック(2本)を食べます。
手持ちのエイドはこのカロリーメイトのみでした。
大体200キロカロリーを摂取して再出発です。
少しは力が戻り、上り始めます。
しかし残り、3キロほどからでしょうか、斜路がかなりきつくなり、同時に体から力が抜けるような感覚になってきたのです。
そして、あるぺん村で見かけた緑のジャージの人に抜かれました。
途中で写真撮影かなにかで、追い抜いていたようです。
さすがは、玄人の人、私は息も絶え絶えのところを、すいすい上って行きます。
追いつこうとペダルを漕ぎますが、力が入らない・・・。
これはハンガーノックか?でもカロリーメイトを食べたから大丈夫だよな?単純に疲れただけ、と思い走り続けたのですが、残り1.5キロくらいのトンネルに差し掛かる地点で、体から「今すぐ止まって休め!」といった信号が発信され、自分の意思に関係なく足をついてしまいました。
根性で最後まで上りきるつもりでしたが、いままでに感じたことのない、疲労感で力が出なくなりました。
雪が1mほと積もった脇道で、座り込みます。
するとさっき抜かれた人とは別の緑ジャージのチームの人が私をみて、同じく足をついていました。
その人もしんどくて、休んでいる私を見てついつい、足をついてしまったようですw
お互いに頑張りましょうと言って上り始めました。
足が残ってないのに坂道でビンディングを履くのがついらいこと・・・。
何とかビンディングを履いて、上ります。
まっすぐ上ると上れないので、ジグザクに走ります、
距離は伸びますが、斜路はジグザグに走ることで斜面がゆるくなり、上ることが出来るのです。
キツイ坂はジグザグ走行がお勧めですが、車には注意しましょう。
ヒーヒー言いながらなんとかゴールです。
お疲れ様でした。
ご褒美のソフトクリームです。
まさに五臓六腑に染み渡るとはこのこと。
感激のおいしさでした。
称名滝に感動するより、ソフトクリーム感動するとは何事かと思いつつ、おいしモノはおいしい。
しばらくすると、緑ジャージのチームの方々が続々と上り終えてきます。
なんだかみんな余裕があるんですよね。
かっこいいな~と思いつつ、横の方で休憩をします。(疲れているから)
しゃべりやすそうな緑ジャージのおじさんに、お話を伺ったところ大阪のチームだそうです。
だからなのか雪をみて大はしゃぎしていました。
北陸の民の私は雪を見てもなんにも思いませんが、関西の人からするとめずらしいのかもしれません。
私も遠征したいな、などと思いつつ、帰路に就くのでした。
称名滝サイクリングを終えて
称名滝のサイクリングは私の様な2年目ペーペー貧弱ローディにとってはサイクリングではなくアタックに近いものでした。
特に最後の激坂は、体力を激しく消耗させます。
ゆっくり上がる方がいいでしょう。
また、補給はしっかり行わないと危険だと思いました。
もしかすると、集中力が切れて落車していた可能性もあります。
初めて走る道は、補給を多めに持って行った方がいいですね。
ともあれ、上りきった達成感と、ソフトクリームは格別ですw
是非、称名滝へサイクリングに出かけてみてください。
コメント
多分、途中足を着いた緑のものです。
自分は7月でロードバイク始めて丁度一年になります。
グランフォンドでも声をかけてもらいましたよね。ありがとうございました
称名滝もグランフォンド富山も過酷でしたが楽しかったですね。
ロードバイクライフ楽しみましょう!
まささま
コメントありがとうございます!
称名滝もグランフォンド富山も楽しかったですね。
まさかコメントをいただけるとは思ってもいませんでした!
私は昨年の3月ころから乗り始めましたので、1年と4ヵ月くらいです。
お互い、ロードバイクライフを楽しみましょう!