ダンシングは難しい。
これ本当にそう思います。
「激坂だ!よしダンシングで乗り切ってやるぜ!」
「おりゃ〜〜〜〜!!!」
結果:心拍が上昇し過ぎてスピードダウン(要はバテた)
ダンシングより、シティングの方が速かったと思うことはよくありますw
ダンシングってのは、単なる立ち漕ぎだろ?
と舐めていた時期がありますが、
これが実に奥深いテクニックです。
個人的にダンシングは四種類あると思っています。
1.軽いギアでケイデンス低め
2.軽いギアでケイデンス高め
3.重いギアでケイデンス低め
4.重いギアでケイデンス高め
4に行くにつれて(数字が増えると)スピードは上がります。
つまり高負荷になります。
1は、休むダンシングです。
4は、アタックやスプリントで使うダンシングでしょう。
2と3は、ギアが違えど、同じパワーであることもあります。
ロードバイクのギアは好みの部分も多く、このシーンはこのダンシングが正解!
ってのは無いのではないでしょうか。
1〜4までを、シーンや体力に応じて使い分けるのがスキル。
または経験から選択する。
そう感じています。
弱虫ペダルで鳴子が小野田に対して、初め巻の方で、
ダンシングの時は、二回クリックやで!(ギアを2枚上げる)
ってなことを言っていて、盲信してダンシング時は毎回2枚ギアを上げていたのですが、毎回、これはいけませんでしたw
最近は、2の使い方を研究しています。
このところの目標はヒルクライムの自己記録を如何に伸ばすかです。
そのため、一定のパワーを出来る限り長く続けれるようにトレーニングや技術を磨いています。
激坂に差し掛かった際に、シティングは辛いが、坂道はそれほど長くはない。
こんな時に2を使っています。
立ち漕ぎは、高いパワーを出せますが、その分、心拍数が上昇します。
高いパワーを出すためには、筋力を使いますが、乳酸も溜まってしまいます。
心拍は、回復しやすいのですが、筋肉に溜まった乳酸は回復しにくいです。
激坂をスピードを落とさずに走りたい。
しかし、乳酸が溜まっては、結果としてスピードが落ちる。
このへんのバランスを見ながら激坂で2のダンシングを使っています。
というか重いギアは、どちらにしても乳酸が溜まって脚が動かなくなる可能性があるのと、自己記録の更新が目的のため、スプリントは必要ないので、3、4は使いませんw
1時間30分ほどのイベントしか想定していないので、その間に休むことは考えていません。
よって1の休むダンシングも行いません。
結局、研究の結果2だけが残ったと言った感じw
激坂までは行かない坂であればシッティングで耐えて登り、激坂で乳酸が脚にたまらないようにケイデンス高めの軽いギアで登り、かつスピードはなるべく落とさないようにします。
軽いギアとは言え、心拍は上昇しますので長時間は行えません。
心拍が高い状態が続くと、息が上がってペースが乱れて、結局タイムが悪くなります。
と、奥深いダンシングに悩みながら、日々練習に勤しんでいます。
ダンシングについての考察でした。