GI値は糖の吸収の速さを示した数値で、一般的にも知られた言葉です。
例えば白米であれば88、そばなら59などです。
GI値が低ければ低いほど、食べても太ることはありません。
同じ量なら白米よりそばの方が太らないわけです。
しかし、本当にそうでしょうか?
そばを食べた後に、お腹が減るのが早くて間食していませんか?
間食をしては意味がないどころか、白米以上のカロリーを摂取してしまう可能性があります。
さらに間食がドーナッツやチョコであった場合はミネラルやビタミンがほとんどない食品で脂肪にしかなりえないので、結果的には白米を食べたほうが良かったなんてことになりかねません。
GI値の測定方法
GI値は先に述べた様に糖の吸収の速さを示した数値です。
実はGI値とは未だに測定方法が確立されておりません。
どの様に測定しているかと言うとアメリカではパンを、日本では白米の50gの糖分を摂取して、血糖値の上昇と下降の時間を測り、その面積を基準値の100とします。
そして、GI値を測りたい食品があれば、その食品の50gの糖分を摂取して、糖値の上昇と下降の時間を測り、その面積を求めます。
【GI値求め方】
基準値の白米の面積 ÷ 計測したい食品の面積 × 100 = GI値
求め方は上記の様になります。
文書では伝わりにくいので図で示します。
となっているわけです。
図の食品は100 ÷ 45 × 100 = 45 となり、GI値は45です。
基準値の白米50gの血糖値の上昇下降は、例ですのでご注意ください。
GI値が低いが実際は太る食品
GI値の求め方が面積を基にしている為、コーラやスポーツドリンクが43前後となっております。
液体の糖分は上昇と降下の間が短いため、GI値が低く出てしまいます。
当然、コーラやスポーツドリンクのGI値が低いからどんどん飲んでいいわけがなく、間違いなく太ります。
コーラ1杯は角砂糖7個分ほどの糖分があります。
大人が1日で摂取すべき糖分は角砂糖12個ほどです。
つまりコーラ2杯で1日の糖分オーバーで太ります・・・。
恐るべしコーラ。
GI値が高いけど食べてもよい食品
逆にジャガイモやニンジンは、含有されている糖分が少ないため、計測する際に摂取する量が多いなり、数値が90近くと非常に高くなります。
低GI値がいい!てなことで、ジャガイモやニンジンを避けるのはナンセンスです。
ジャガイモやニンジンはミネラルやビタミンが多いので、食べ過ぎはよくありませんが、満足するまで食べて問題ないと思います。
代表的な食品のGI値
【炭水化物類】
フランスパン:93
食パン:91
白米:88
ぱすた:65
そば:59
玄米:55
中華めん:50
【野菜類】
じゃがいも:90
ニンジン:80
カボチャ:65
さつまいも:48
納豆:33
ほうれんそう:15
【お菓子、飲料】
キャンデー:108
チョコ:91
はちみつ:90
せんべい:89
こしあん:80
アイス:65
チョコケーキ:48
コーラ:43
スポーツドリンク:42
日本酒:35
ビール:34
意外な食品が高かったり、低かったりしないでしょうか?
中華めんが炭水化物の中では低いですが、トッピングのチャーシューやスープに脂質が多く結果、太ってしまう食べ物です。
せんべいが89と高く、チョコレートケーキのほうが数値では48と低く出ています。
当然、せんべいより、クリームの脂質が多いチョコレートケーキが太るでしょう。
この様に数値だけを見ると、本来、ダイエットに向いていたり、太りにくい食べ物であるのに避けてしまうことがあるのです。
GI値は食品がなんなのかよく見て判断しましょう。