初心者の三本ローラー挑戦記

ローバイクのトレーニング器具の一つである三本ローラー。

私はアリオン製の、負荷付三本ローラーを使用しています。

これから三本ローラーを始めようかな~、なんて思っている人に、初心者が使った感想を書きたいと思います。

折り曲げて自立するのでコンパクトに収納出来ます。

三本ローラーって?

三本ローラーとは前輪はローラー1本、後輪にローラー2本の上に自転車を置き、ローラーを回してバランスを取りながらトレーニングを行う器具です。

室内で使用出来るため、信号で止まったりすることが無く、また天候に左右されず、短時間で効率的にトレーニングが行える優れものです。

20分も漕げば、汗だくですw

ローラーは固定ローラーと呼ばれる、後輪のみにローラーを取り付けてトレーニングを行うマシンがあります。

こちらは、タイヤを専用のもにしなければすぐにゴムが削れてしまします。通常はタイヤを固定ローラーに乗る為だけに交換するのは時間がかかり過ぎるので、専用タイヤを取り付けるためだけのホイールを準備することが多いです。

三本ローラーはタイヤ交換の必要がありません。いま履いているタイヤで行えます。

ですので、トレーニングをしたい!と思い立ったら天候を問わす、タイヤを交換する必要なく乗ることが出来ます。

乗るのが超怖い!

初めて、三本ローラーを見て思ったのが、

「お~い、これどうやって乗るの?」

ですw

乗ってみると、グラグラ揺れて、「ひえ~っ!汗」と思いながらペダルをこぐことになります。

もう初めは、おっかなびっくりです。

でも安心してください。三本ローラーに乗った人のそのほとんどが、初めはビビッてます!!!w

乗り方について

乗り方ですけど、個人差があるとは思いますが、壁に手をついて、両足をペダルに乗せたまま漕ぎ、ゆっくりと手を放して、ローラー上でのバランスのとり方に慣れてから、両手でハンドルを握りましょう。

私は30分ほど悪戦苦闘して乗れました笑

ちなみにヘルメットをして挑戦!(こけたら怖いからね)

それとビンディングペダルではなく、初めはフラットシューズで乗ってください!

この記事で一番大事なことです!!!

よほどバランス感覚が優れた人でない限り、初めは転びそうになるはずです。

万が一、転倒したときにビンディングシューズではとっさに足をつくのが困難です。

フラットシューズを履いて乗るのが賢明です。

乗る瞬間はゆっくり回すより、速くペダルを回した方が、バイクは安定します。ギアは重すぎず、また軽すぎると推進力が生まれずバランス取りにくいので、あらかじめ自分に適したギア比で乗りましょう。

とは言え、はじめはどんなギア比がいいのか分からないので、やりながら慣れるかありません・・・。

バランス感覚が養われる

三本ローラーは漕いでバランスを取らないと転倒してしまいます。

必然的にバランス感覚が必要になります。道路で少々バランスを崩しても、ハンドル操作で保任せますが、三本ローラーは、なかなかそうは行きません。

上半身がふらつけば、ローラの上では、その反動は極めて大きく、直ぐに転倒しそうになります。

さらに力みもよくありません。力が入ると、バランスを取るレスポンスが送れます。

ロードバイクを操るための重要なスキルである、リラックスも必要になります。

思いのほか飽きやすい

最初は楽しいです。1時間くらい乗っていられます。

それが続ける内に物凄い乗るのが面倒になりますw

いや、トレーニングのやる気次第なのはわかります。ただ、メンドーやな~、と思ってしまうのですw

と言うのも、景色の変わらないローラーの上で、ただただペダルを回すだけですから、飽きてしまうのですね。

サイクリングなら景色が変わりますので空きにくいのですが、ローラーは、どうも飽きてしまう・・・。

とは言え暇かというと、そうでもないのです。何度も言っていますが、三本ローラーはバランスを摂る為に、神経を使います。(上級者は別かもですが)

バランスを取りながら、ペダリングを回していると、自然にに集中し始めるので、暇だ!、と言った感覚にはならないです。

立漕ぎも出来ます

三本ローラーに慣れてくると、立漕ぎも出来ます。

立漕ぎは出来た方がいいですね。信号で止まることがないのと、ローラーが地味に振動するのでお尻が痛くなります。

お尻のリフレッシュには立漕ぎが一番です。

筋肉も同じ筋肉を使い続けていることが多く、別の筋肉を使うのにも立漕ぎが効果的です。

立漕ぎなんですが、これは乗ってみるとわかるんですけど、初めは、「立つのは無理だろ!」と感じると思います。

「らくしょ~で立漕ぎできたぜ!」って人はすごいバランス感覚です。

私は、立漕ぎするのに結構練習しました。

重めのギヤにして、ゆっくり中腰の様に立つ体勢を短時間だけ行う。あとは中腰の時間を増やして、完全に立ち上がることが出来ました!

中腰はバランスが取りにくいのですが、ガバっといきなり立つと、スコーンと転んでしまう危険があるので、徐々に立ち上がったほうがいいと思われます。

立漕ぎ中は、ハンドルに体重を預けた方がバランスを取りやすいです。

それと立漕ぎからシュッティングに戻るのが地味に難しいです。先ほども述べた様に中腰の状態はバランスが崩れるのですが、どうしても中腰になるタイミングは発生して、その時に転びそうになります。

いきなり座るより、ゆっくり座ったほうが、バランスが崩れにくいので、道路を走っている感覚でさっと座るのは辞めましょう。

実践向けのテクニックは付きにくい

三本ローラーはあくまで、三本ローラーの上で走っているにすぎません。

ですので、実戦向きのテクニックを磨くのは難しいです。

特にダンシングは別物と言えます。それと勾配に応じたギアチェンジなどのテクニックも全く養われません。

室内で利用すると思いますので、風を感じたライディングも出来ませんし、実走とは別物と考えるべきです。

最後に

個人的には三本ローラーは、トレーニングはしたいけど、時間の無い人にとってはうってつけのトレーニングマシンだと思っています。

三本ローラー準備、バイク準備、運動用に着替えは5分もあれば済みます。

ジョギングは天候に左右される、プールは準備と移動が大変・・・。と感じていましたが、三本ローラーを利用してから、運動がより身近になりました。

自分の愛車であるバイクに乗れるのも、三本ローラーを乗る動機になるので、オススメです。

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