引き続き100kmランについての話しです。
歩道も使いましょう
ロードバイクは走り方によっては、非常に危険な乗り物です。
100kmも安全に走る為には、無理をしないことが大切です。
10~30kmの比較的短い距離であれば、無理して飛ばしても体力が持ちますが、帰路が長いにも関わらず体力がなくなっては、当然帰れなくなってしまいます・・・。
ですので、ギアを1枚落として、気持ち遅めで走るのがコツです。
また車道を走るのが基本ですが、状況に応じて歩道も使いましょう。
トンネルなどは、片方しか歩道が無い場合があります。
面倒でも、トンネル内は歩道を走ったほうが安全です。
長距離を走っていると、集中力が切れてくることがあります。
トンネルは車との距離が近い場合が多いので、神経を使い疲れやすいです。
歩道を走って神経を使いすぎないようにしましょう。
休憩のとり方について
100km走るのであれば、休憩は1時間~2時間の間で1回ほどとったほうがいいです。
慣れてくれば回数は減らしてもいいでしょう。
回数は多いのは構いませんが、食事休憩以外は、時間は短めがいいです。
長く休むと体がだれてしまい、走るのが辛くなります。
補給のとり方について
ロードバイクは汗をかくので、言われなくても水を飲むと思いますが、スポーツドリンクを必ず飲みましょう。
私は水しか飲まない時期があったのですが、ミネラル不足で足がつって走れなくなったことがあってからはスポーツドリンクを飲むようになりました。
糖分が高いスポーツドリンクは、普段は肥満の原因になりますが、吸収が良く、糖分とミネラルを摂取できるので長距離では必須です。
夏場はヌルくなっておいしくないのですが、積極的にとって体のコンディションを整えましょう。
100kmの後半になってくると自分でも気が付かないほど、エネルギーを消費しています。
ハンガーノックといって体の糖分がなくなると、脳が体の機能を停止する信号を送ってしまい走れなくなることがあります。
ツールドフランスを走るような選手でもハンガーノックになり、リタイヤがあるくらいですので気を付けないといけません。
なかなかお店に入って食事は時間を使ってしまうので、コンビニでジャムパンやアンパンなど糖分の高い食べ物を食べて、体の糖を切らさないようにしてください。
私は炎天下の中120kmほど走り、まだ自宅まで20km以上あるのにハンガーノックになりかかりました。
幸い近くにコンビニがあって、アンパンとトマトクリームのパンを食べて事なきを得ましたが、あの時のパンの味が忘れることが出来ません。
糖質が体に吸収されるのが分かるのです。
それほど体が糖分を欲するとこうなるのか・・・
と、ふらふらになりながら感じていました・・・。
補給は体が危険信号を上げる前に取るのが理想です。
走る時期について
炎天下のなか100km走るのは自殺行為です。
春か、秋がいいでしょう。
理想は、5月後半の日が高い時期です。
夏前のワクワク感も相まって、楽しく走れると思います。
出来るだけ朝早く出ましょう。
100km走るときは平均速度20kmなら5時間ですが、休憩でプラス2時間は見込んでおきたいところです。
朝の7時に出ても返ってくるのは14時~15時ころになります。
5~6時間もロードバイクに乗ることになるので、イメージをもって置いた方がいいです。
走るコースについて
もし自宅からでて自宅に帰るサイクリングなら50kmも離れた場所に行くことが出来ます。
東京なら端から端まで走れるでしょう。
どこに行くか悩むのはサイクリングの醍醐味ですが、初めて100km走るなら走りなれた、知った道がオススメです。
車で走ったり、通勤通学で使っている道でも構いません。
走る場所をイメージ出来るのが大切です。
実は知らない場所を走るのは、非常に疲れるのです。
迷ってないか、方向はあっているかなど考えると神経を使うんですね。
だから出来るだけ知った道を走りましょう。
また幹線道路は避けてください。
大型の自動車が走るので、道は広いが大型車は走らない道を選びましょう。
自分が行きたいランドマークに向かって走る
私はこれが非常に重要だと思っています。
自分が行きたいランドマーク(目的地)をはっきり決めると、がぜん走る気持ちが起きます。
つまり行きたい場所に行こうとすると、自然と楽しくなるので、100kmも苦ではなくなります。
また到着したときの達成感もひとしおです。
段階的に距離を伸ばす
私は、100km走る前に60km、80kmを走ってから挑戦しました。
これは正解で、100kmのイメージがはっきりもって走ることが出来ました。
ですので、意外とあっさりと100km走ることが出来たなと言った気持ちでした。
しかし、60kmを始めて走った時は、うひょ~たのし~!w
と調子に乗り過ぎて膝が痛くなったので、無理しないことを先に覚えました。
やはり、長距離となると普段使わない筋肉を使って走るので、自分が思った以上に負荷がかかってけがをしかねません。
短距離ならごまかせたのも長距離では、ごまかせないのです。
徐々に距離を伸ばしましょう。
最後に
装備から、走り方、休憩まで書きましたが、一番大事なことは無理をしないことです。
危険だなと思ったら、走るのを止めて公共交通機関やタクシーを使って帰りましょう。
事故にあって大けがをしては元も子もありません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。